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2012年11月29日 (木)

チリ全公演終了!

今回は3回のソロリサイタルとその合間にチリ大学での

公開レッスン、急遽決まった日本人小学校での

レクチャー、とかなりのハードスケジュールでしたが、

昨夜で全公演を無事終え、

最終公演は予定数を大幅に超え約650人の方々が

集まり立見席も出る中、スタンディング・オベーションとなり

過去最高の盛り上がりをもって終えることができました。

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上の写真は、今回滞在中に練習場を提供してくださり

思う存分練習させてくださり、最終公演では素晴らしい

ベーゼンドルファーのフルコンサートグランド

ピアノを提供してくださった、楽器製作所Casa Mrkšaの

オーナーご夫妻と。

 

私が初めて練習場に行った日に出会い、

音楽や人生の話を情熱的に語ってくださった

オーナーご主人の91歳のお母様が、

その夜突然お亡くなりになるという信じられない

出来事から今回のチリ演奏旅行が始まりました。

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衝撃と悲しみを乗り越え、最終公演ではご冥福の祈りを

込めて、ショパンのノクターン遺作嬰ハ短調の

曲を捧げました。

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この曲は、その夜にお亡くなりになる前にお母様に

1曲聴かせてくださいと、リクエストされて演奏した

曲でした。すでに他の方の予約済だったものを懇願して

先約者の方に譲って頂き、リサイタルで弾かせて頂いた

ベーゼンドルファーのピアノも、その時に演奏した楽器でした。

 

あまりにもドラマティックな出来事でしたが、ご夫妻との

親交は深まり、コンサート後は「あなたは私たちの

ファミリーです、チリにきたら自分の家だと思って

ください」とおっしゃって抱擁をしてくださった時は

目頭が熱くなりました。

お母様のくださったご縁は一生の宝物となりました。

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公演後のレセプションでは実に多くの方々が

温かく迎えてくださり、ジャーナリストの方々の

撮影なども入り華やかで盛大な賑わいとなりました。

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コンサートを聴くために数時間かけて別の街から

わざわざいらしてくださったという、

ピアノを学んでいる姉妹と。

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今回の公演の共催者であり、3年来の親交を暖めて

いるアンドレス・ベジョ大学のカラディマさんの奥様

Alejandraと約1年半ぶりの再会の喜びを分かち合いました。

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本当に真剣に静かに演奏に耳を傾けてくれた

小さい子供たちから求められ、一時サイン会状態に。

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Facebookを通して、真っ先に写真を送り続けてくださった

カメラマンの方と公演初日のガブリエル・ミストラル文化

センターでのレセプションにて。

 

声をかけてくださった方々の中には、3年連続で私の

演奏を聴き続けてくださっているといい、「毎回聴くたびに

成長しているあなたの演奏を来年もまた楽しみにしている」

と手を握りしめてお話してくださった方もいらっしゃいました。

 

実に多くの多くのチリの方々から心からの温かい言葉や

熱い抱擁を受けました。

音楽がすべての垣根を越えて、心と心の融合を

もたらすものだということを深く肌で感じた、

私にとっても感動のチリ最終公演となりました。

 

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"Team Rutsuko"と名付けられた皆さんと。

左から、Felipe Karadima氏(Universidad Andres Bello),

Paula Ruiz-Tagle(Universidad Andres Bello),

Santiago Meza氏(Deirecter of Teatro Municipal)、

森泰憲氏(President of Mitsui Chile Ltda.)と。

 

多大なサポートをくださった関係者の皆様と

チリの皆様に心からの感謝を込めて。

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コメント

胸が熱くなる文章ですね。今月29日の松山公演を聴かせていただきます。
正直、ピアノのメンテナンスが心配ですけど(地方公演ではつきまとう悩みですよね)、東京まで聴きに行けない私たちのために、よろしくお願いします。

投稿: 田舎のハインリヒ | 2012年12月 2日 (日) 23:43

今月ではなくて1月でしたね。うきうきして、つい間違えました・・・・

投稿: 田舎のハインリヒ | 2012年12月 3日 (月) 20:34

この記事へのコメントは終了しました。

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