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2008年1月25日 (金)

L.van Beethoven

昨日はひと月ぶりにカワイ・レプレ新宿
(東京・新宿)でレッスンをしてきました。

今回で3回目の受講となる生徒さんと
数時間みっちり取り組んだのは、
ベートーヴェンの「熱情」ソナタ。
3度目とあって、呼吸も合ってきたレッスンは、
その曲が放つ強烈な力に引っ張られて、まさに
「アパッショナータ(「熱情」ソナタの伊題。
イタリア語で"Appassionata"”情熱的”の意。)!」
そして今日の自宅レッスンでの生徒さんも
取り組む曲はやはりベートーヴェン。

ここ連日の興味深い題材のレッスンで、
しばらく離れていた彼の世界に
一瞬で引き戻され、その虜となっています。

Images_2

直線的な感情の高まりと強烈な抑止。
地の底を這うような暗澹たる心情の露呈。
秩序と規律の中で限りなく自由に
止まることを知らない精神の運動。
そして踏み入る神の領域。

ベートーヴェン熱冷めやらず。

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by Rutsuko

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2008年1月20日 (日)

”宇宙的な力の働く場”

今年の初仕事、千葉でのピアノレクチャーが終わって
ほっとしていたら時の経過の早いこと!
ここ一ヶ月のブログ更新状況に
身近なところからクレーム続発。
本当に申し訳ございません。。。

近頃は、新しいプログラムの開拓と
試験や受験を控えた生徒達のレッスンを
中心とする日々。

そんな中で純粋に楽しむ
自分の時間は読書や映画鑑賞に費やすことが
多いのですが、最近復活したのは幼い頃から
好きだったチェスゲームです。

Img_3092
吉祥寺のお気に入りのアンティーク屋さんで購入したガラスのチェス。
リビングテーブルのアクセサリとしても大活躍。

”将棋盤は「宇宙的な力の働く場」”
(澁澤龍彦著「思考の紋章学」)と
T.ブルクハルトの言葉にあるそうですが、
私が感じるチェスの魅力も等しく、その盤上の空間と時間
にあります。私の拙い言葉よりも作家・澁澤龍彦氏の
著書「思考の紋章学」の中の”時間のパラドックス”に
その魅力が見事な形で綴られていて、王室爛柯の故事、
ベルイマンの映画「第七の封印」の一場面のくだりなど、
大変興味深く書かれているので、興味のある方は是非ご一読を。

せっかくなので、その中から私の大好きな、デュシャンの
くだりをご紹介したいと思います。

「八年にわたって取り組んできた奇妙な大ガラス
作品を未完成のうちに放棄して以来、当時四十歳
に近づいていたマルセル・デュシャンは、絵を描く
ことをふっつりとやめ、もっぱらチェスに
没頭しはじめたという噂であったが、もしかしたら、
この芸術における創造という概念を粉砕した、
二十世紀のもっともアイロニカルな精神も、
パンタ・レイの原理の支配する現象界の外に
逸脱して、信安郡の石室に住む童子たちのように、
楽しみながら時間をもてあそんでいたのかも
しれない、というような気が私にはする。
デュシャンはガラス作品の製作を中止して、
みずから時間に汚染されないガラスのようなものに
化してしまったのではないだろうか。―」

澁澤龍彦著「思考の紋章学」(河出書房)より抜粋

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2008年1月 9日 (水)

原点

昨年末に体調を崩して寝込んだ分のブランクを取戻すべく
今月15日のピアノレクチャーに向けてアワアワしていたら
あっという間に今日、、、ブログ更新が早速危うい状況です。。。

そんな中、先日は来月受験を控えた生徒が出演する発表会を
聴きに横浜のイギリス館に行ってきました。

私のデビューリサイタルは、99年の東京・カザルスホールに
於けるものでしたが、実はその前に日本で2回
リサイタルをしています。
イギリス館はデビューの前年の98年、翌年の
デビューリサイタル開催に至るきっかけとなった舞台でした。
そして、隣に位置する山手ゲーテ座は、更にその前の年に
日本での初めてのリサイタルを開催した場所です。

カナダからイタリアに移り、ベルマン先生の下で
ひたすら修行の日々、日本での演奏活動は右も左も
わからず、プログラムも手作り、母の友人・知人の方々が
お茶を出してくださったり、受付を手伝ってくださったり、
いわば手作り自主公演。

丘を登り、左手に港を見下ろし、右に外国人墓地を
望む、異国情緒溢れる美しい横浜の山手は
私の日本での演奏活動の原点とも言える地なのです。

わずか100席ほどのホールから始まったコンサート活動。
その頃からずっと聴きにいらしてくださって応援し続けて
くださっている方々に支えられ現在の演奏活動に
至っていることを想うと、心がじーんと熱くなります。

思いがけず、原点の地へと誘われ、新年早々
心改まる貴重なひと時を過ごして参りました。

皆さんはどんな年始を迎えられましたか?

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2008年1月 1日 (火)

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年も多くの方々に助けられ、支えられ

活動を続けて参ることができました。

そんな皆さまのお気持ちにお答えするべく

感謝の気持ちをもって

今年も一瞬一瞬に全力投球して参りたいと思います。

各地で皆さまにお会いできることを

今より楽しみにしております。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2008年が皆さまにとって喜びに溢れた日々となりますように。

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