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2006年5月 3日 (水)

曲目解説。

いよいよ5月に入り、約一ヵ月後の海老名公演に向けて山篭り状態に入りました。
今日の朝方には、リサイタルの当日に準備ができていない!という恐怖の夢を見、最悪の目覚め。バージョン違えど公演前にはよく見る悪夢です。

ここ最近は、6月海老名公演のプログラムに掲載される岸本礼子さんの曲目解説を皆さんより一足先に読ませて頂き、また、岸本さんのサイト『曲目解説』にサイト版曲目解説「モーツァルトのデュポールのメヌエットの主題による9つの変奏曲」とコラム「モーツァルトのかつら」が掲載され、ますますモーツァルトに魅せられていく日々。

岸本さんとは、プログラムが決まると、プログラムの意向、個々の曲、作曲家について、演奏論にいたるまで、よく長話しをします。普段から演奏者の意見を尊重してくださる岸本さんは、私が感覚的に捉えているものを岸本さんの知識と知性、そして何よりもその鋭い感性によって摑みとってくださるのですが、同時に、岸本さんの鋭く、時としてユニークな視点から、話は更に発展し、閃きは増し、熱しに熱する音楽論は尽きることがないかのごとく。そのようにしてお互いの意思を確認し合い、各々曲に入っていく過程ができていくのですが、実際岸本さんの作品が完成され、読んでみると、そこには会話の中にちりばめられた星の数ほどのキーワードの中からまさに根幹となるテーマを掘り出し、その本質を拡大して映し出し、オリジナルの豊かな世界が生み出されていることに、ただただ感嘆するばかり。私にとって岸本さんの書かれる曲目解説とは、深い共感のもと、大きな刺激と想像力を与えられ、作曲家、曲、音楽への更なる理解を深めその世界観を広げてくれる、とてもとても大きなものなのです。

音と言葉。それぞれの分野・持ち味を尊重し合い、表現の方法やプロセスは違っても、根幹の部分で深く共感しあえ、分かち合い、補い合い、発展させていく。そんな幸福な関係に感謝の念は深まり、夢は広がるばかりです。

さて、私はどこまで音で表現していけるのか。探音の道のりはまだまだです。

曲目解説 by Reiko Kishimoto

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コメント

公演前の緊張が伝わって来ます。ルツ子さんのピアノ、ますます好きになりました

投稿: Pioggia | 2006年5月 3日 (水) 11:17

海老名公演頑張って下さい!陰ながら応援してます。

投稿: LISZT-Dior | 2006年5月 6日 (土) 04:16

>LISZT-Diorさん、ありがとうございます!
良い演奏ができるよう頑張ります。

>Pioggiaさん、これからもよろしくお願い致します。
ご質問、リクエストもお待ちしております。

投稿: るつこ | 2006年5月 6日 (土) 23:49

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