2009年1月 1日 (木)

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

 

昨年も、多くの皆様にご支援頂き

見守り続けてくださっているお一人お一人の存在に

支えられ演奏活動を続けて参ることができました。

感謝の念は尽きることがありません。

本当にありがとうございました。

 

今年は1999年のカザルスホールでの

デビューリサイタルからちょうど

10年になります。

初心に帰り新たな気持ちをもって、

己に対する激烈な闘志を燃やしながら

この2009年を迎えております。

 

時の暗雲すらも吹き飛ばす勢いで

生命の一瞬の煌きをコンサートに凝縮させ、

皆さまと感動を分かち合えるような、

そんな目標を高く掲げて、

疾走して参りたいと思っております。

今年もご支援を頂けますよう、

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2009年、皆さまにとって喜びに満ち溢れた

日々となりますように。

 

山岸ルツ子

| | コメント (1)

2008年12月25日 (木)

Merry Christmas!

Santa1

皆さんはどんなイブを迎えましたか?

 

上の写真は、私が生まれたバンクーバーにて

姉と一緒にサンタクロースの膝の上で

撮った、クリスマスの思い出の一枚です。

 

子供の頃、サンタクロースを待つイブの日は

朝からドキドキしながら期待に胸膨らませて

眠りについたことなどが懐かしく思い出されます。

25日の朝目覚めると枕元にはサンタさんからの

プレゼントが。

テーブルの上に両親とサンタさんの飲んだ

コーヒーカップが三つ置いてあるのを確かめると

またワクワクして、姉と一緒にツリーの下でたくさんの

プレゼントを開けるのが何よりの楽しみでした。

 

玄関の外にサンタクロースの白くて柔らかい

おひげがちょっとづつ落ちていたのを発見して

そっと拾い集めて宝物箱にしまった時のことも

クリスマスになると必ず思い出す素敵な出来事です。

皆さんのもとにも今頃サンタクロースが

訪れている頃でしょうか。

 

素敵なクリスマスを!

 

Img_1121
鎌倉彫に熱中している母からのクリスマス・プレゼント。
姉と私におそろいの手鏡を作ってくれました。

 

 

| | コメント (2)

2008年12月22日 (月)

ミルシテイン

久々にヴァイオリンの音色が聴きたくなって

CD棚から取り出したのは、以前愛聴していた

ナタン・ミルシテイン(1903-1992) のシャコンヌでした。

 

1957年に録音された演奏は50年経った今も

その生命力溢れる力強い演奏で

魂を強烈に揺さぶられるような圧倒的な

感動を与えます。

微細な表情の変化にいたるまで

魂の力強さともいうべきものに支えられ、

「生」を高らかに歌い上げられるかのような

演奏を聴くと、音楽の本来あるべき姿に

気づかされ、時代性までにも想いを

巡らさせられます。

唐突に感じられるかもしれませんが、ここで私は

彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ (1901-1966) の

言葉を思い出さないわけにはいきません。

 

「現代化ということは、機械化ということだ。

機械文明は世界を平均化画一化して行くことだろう。

それをおしとどめることは不可能だ。」

 

「平均化画一化」。

現代の表現分野の世界に、それは堅調に現れていると

危機感を覚えるのは私だけでしょうか。

 

これをきっかけに、久しぶりにジャコメッティ

語録を開いてみると、ミルシテイン、ベルマン先生はじめ

偉大なる音楽家の演奏を表すうえで当てはまる言葉が

次々と目に飛び込んできたので、せっかくなので

ここに引用したいと思います。

 

「表現派で同時に反表現派だ。偉大な芸術家は

いつでもそうだ。正と反の両方を含んでいる。」

「本当の芸術とは― もっとつつましいものであり、

個性と主張を表面に出さないものだ。」

 

書き出せばきりがありません。

引用ついでに、プログラム案提出締切日が数日後に迫っていて

今回ほど長期にわたり深く悩んだことがないだろうというほど

うんうんと苦しみの淵にいる私の心に響いた言葉をもうひとつ。

 

「ところで、民衆とは誰なのか。ぼくでありきみではないか。

ぼくがぼくにとっての最高のものをめざして作る。

それが民衆的ということではないか。」

(以上『ジャコメッティとともに』ー筑摩書房 矢内原伊作著)

 

音楽の喜び― 「生」を共有する瞬間。

そんなコンサートを渇望しながら、

目標までの道のりはまだまだ始まった

ばかりと言えそうです。

--

>>過去のジャコメッティ関連の記事を読む

P.S.
今ほどジャコメッティで検索していたら、なんとDVDが出ていることを発見!喜び勇んで早速Amazonで購入してしまいました。興味のある方は是非ご覧ください。

アルベルト・ジャコメッティ―本質を見つめる芸術家 [DVD]

アルベルト・ジャコメッティ―本質を見つめる芸術家 [DVD]

 

 

| | コメント (1)

2008年12月 8日 (月)

クリスマス・シーズン

Img_026

またまた長いことご無沙汰をしてしまいました。。。

読者の皆さま、申し訳ございません。

ブログ更新おさぼり中は、相変わらず新曲の練習や

プログラム案を練ったり、生徒たちのレッスンをする日々。

また、慶應藤原洋記念ホールで行われた元米副大統領

アル・ゴア氏の貴重な講演会を聞きに行ったり、

ピアノや歌などのコンサートに行って

様々な刺激を受けてきました。

Goa 
写真提供:慶應義塾

 

12月に入ってからは、気分のみならず家の中も

すっかりクリスマス色に染まっています。

先頭と下の写真は先月私が一生懸命飾りつけをした

今年の我が家のクリスマスツリー。

Img_1054

これからツリーの下に並びはじめるプレゼント、

25日の朝まで開けるのを我慢しながら

ワクワクして待つ気分は、

大人になっても変わらないものですね。

| | コメント (1)

2008年11月27日 (木)

10年プロジェクト

冷え込みが急に厳しくなった近頃、

生徒達も風邪をひき、しばらくレッスンも

お休み続きです。

一人元気な私はたっぷり時間がある中、

夜型が進みとうとう今朝は徹夜明けと

なってしまいました。。。

 

公演活動から少しの間離れ、秋から

取り組み始めた新しいレパートリー作りは、

これから10年先の道標となるべく

柱となる曲探しから。

じっくり時間をかけて探索がはじまった

候補のレパートリーは

古典から現代まで幅広いものとなりそうですが、

いずれも様々な視点から選び

弾きたいもの、学びたいもの、聴いて頂きたい

良い曲ばかりです。

まずは、今最も心が欲求している古典作品。

譜読みばかりの日々ですが

新鮮な喜びに溢れています。

  

大きな目標は10年後。

これから10年の間にどのように変化してゆくのか

楽しみでもあり不安でもありますが、

曲と共に成長していく過程を

大切にしていきたいです。

 

本格的な冬の到来、皆さまもお風邪など

召されませぬように。

 

| | コメント (2)

2008年11月15日 (土)

紅葉

今日はドライブがてら、国営武蔵丘陵森林公園

(埼玉県)へ紅葉狩に行ってきました。

Img_0865

夜型の私が紅葉狩といえば、向かう先は夜景スポット・・・。

夕方からゆっくり森林浴を兼ねての紅葉散策は

現実を忘れさせてくれる幻想的な美しさの中、

枯れ行くゆったりとした時の流れを

心ゆくまで感じる安らぎのひと時でした。

Img_4482

ライトアップが始まる前に撮影散策。

 

Img_4507

ライトアップされたカエデ見本園。

まだ紅葉は始まったばかりで3割ほどの色づき始めでしたが、

幻想的な空間は見事でした。

 

Img_4510

燃え上がるように染まる紅葉も楽しみですが、

朽ち果てるような哀愁を帯びた落葉時も愛しいものです。

もっとも芸術的なこれからの季節、

普段はインドア派の私ですが

しばらくアウトドア派となりそうです。

 

Img_4498a
森の妖精達と一緒に。

国営武蔵丘陵森林公園:
http://www.mapple.net/sp_koyo/details.asp?NEWSID=54999

 

| | コメント (2)

2008年11月11日 (火)

「仲間」

気づけばコートを羽織る季節になりました。

街はすっかり冬の様相。

そんな寒々しい季節の中、心がぽっと暖まる瞬間は

一層の喜びに満たされます。

 

先日、かつて舞台を共にした二胡奏者チェン・ミンさんの

コンサートに行って参りました。

ひと月にわたるツアーをご一緒したのは、

もう5年も前のことになります。

変わらずお美しい凛としたお姿は、舞台でひと際

オーラを放ち、幸せに溢れ充実した様子が

伝わってくるものでした。

 

会場では、やはり同じツアーで共演し、

親密な時間を共にしたオルガニストの井上圭子先生はじめ

多くの当時の関係者の方々と再会することができ、

その頃を懐かしく振り返ると共に、一つの舞台体験を

共有する「仲間」という一生の宝となる存在に

心暖まる時間となりました。

喜びのあまり、すっかり写真を撮り忘れ、

ちょっと無念。。。

また、皆さんと一緒に舞台を創る日を願って。

| | コメント (4)

2008年11月 2日 (日)

衣替え

Img_4411_2

春から今日まで元気に咲き続けてくれた

インパチェンスやサフィニアが終わりに近づき、

短い時の中で楽しませてくれた蔓薔薇が

その美しい緑の葉から褐色に変化し

冬支度を始めました。

秋の色彩濃厚なテラスに彩りを求めて

秋冬の花に衣替えです。

 

赤紫や白のシクラメンに紫のビオラ、

清楚な姿で和ませてくれる秋桜、

日向には通年咲きの紅弁慶が

セピア色の空間を優しく彩ってくれています。

冬には蔓薔薇の剪定と誘引作業が

待っています。

庭作りを始めてからというもの、季節の変化が

一層楽しみになってきました。

--

10月3日に青森県八戸市で行われたカワイコンサートの模様が河合楽器ウェブサイトにて掲載されました。

八戸カワイコンサート・レポート:
http://kawai-kmf.com/kawai-concert/2008/tohoku/10.03/report/

| | コメント (5)

2008年10月28日 (火)

日経新聞

Nikkei

 「カワイピアノの素晴らしい音色、

ホールの柔らかな音の響きに包まれ・・・」

(日本経済新聞10月28日朝刊『交遊妙』)

 

本日(10/28)、日本経済新聞朝刊に

9月27日に出演した慶應義塾日吉キャンパス協生館での

「藤原洋記念ホール」こけら落しコンサートの事が

掲載されていました。

深く心に刻まれたコンサートの記事が掲載され、

コンサートの時間を思い出しながら

その時の喜びが再び蘇ってきました。

また藤原ホールで弾ける日が楽しみです。

| | コメント (0)

2008年10月21日 (火)

甘い誘惑と迷宮入り

久々に横浜の実家に里帰りして、

羽を伸ばしています。

わずか数日ですが、家事から

開放されることの心地良さに

無精度合いが増す一方・・・。

どっぷり安楽生活に浸かりすぎないうちに

自宅へ戻らねば・・・、と

危機感すら覚える2日目。

家事復帰に備え(?)、深夜にキッチンの

お掃除に勤しんでしまいました・・・!(???)

 

時間もたっぷりある中で、

今は新曲の選択と来年のプログラムを決めるため、

構想と曲探索に没頭しています。

演奏者の内容が現れ、全ての方向性を

決定するプログラムは、私にとって演奏の

内容と同じくらい重要で、毎回頭を悩ませます。

生涯を共にしていく新しい曲選びにも慎重です。

ひらめき、自分の中から「何か」が現れ、

出会うことを期待していますが、どんなに探って、

待っても現れない時は、迷宮に入り込んで

しまったかのごとく。

悶々とした時間が過ぎゆくばかりです。

なんとか良いプログラム案が出てくると良いのですが。

とっておきのプログラム。。。

う~む。

--

P.S.
今までブログランキングに参加していましたが、更新の頻度と記事の内容から、参加に適さないと判断し、昨日を持ちまして停止することに致しました。これまでランキングに協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。これからもマイペースではありますが、日々の中で想ったことや感じたこと、コンサートのご報告などを綴り続けて参りたいと思いますので、引き続き気長にお付き合い頂けますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧