2009年4月30日 (木)

フィレンツェ便り4・最終回

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フィレンツェを発つ朝、ベルマン先生に

お別れのご挨拶をするために先生が眠られている

サン・ミニアート教会に行ってきました。

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正面からは美しいフィレンツェの

全景を見下ろし、最も美しい場所とも言える

ここサン・ミニアート教会の墓地は世界の

名だたる人々の中から更に選ばれた人しか

入れないと言われています。

上と下の殿堂のようなお墓の写真はいずれも個人の

お墓です。

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素晴らしい景観に何度訪れてもため息がもれます。

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まだ朝早く誰もいない時間だったので、空気の澄み切った

晴れやかな空の下、他のお墓をゆっくり眺めながら

先生の眠られているところまで歩いていきましたが、

先生のお墓の前に立ったとたん、

様々な想いが一気に込み上げてきて、

自分でも驚くほど、堰を切ったように涙が溢れだしました。

思えば20代前半から先生の下、フィレンツェに

移り住んでからというもの、8年もの時を過ごしました。

凝縮された「想い」は知らないうちに

自分の中で溢れていたのかもしれません。

最後に先生の墓石に刻まれた言葉で

このフィレンツェ便りをしめくくりたいと思います。

 "TU E LA TUA MUSICA SIETE CON NOI"

 

 

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フィレンツェ便り3

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今回はイースター(キリスト復活祭)に訪れた

サン・ジミニャーノとその近郊の写真を

ご紹介します。

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上の写真は2枚ともワインでも有名なキャンティの

景色です。

サン・ジミニャーノに行く途中、あまりの美しさに

車を止めてもらい撮りました。

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到着したサン・ジミニャーノはたくさんの

イタリア人・観光客で大変な賑わいでした。

世界遺産にも登録され、中世の「塔の街」として知られる

ここは、小さい街に14の塔が林立していて迷路のような

街中を歩くと本当に御伽噺の中に紛れ込んだような

感覚に襲われます。

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上の写真は街の中心広場の教会。

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広場にたどり着きカフェで一息つくバレンティナ先生一行。

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この日はお祭りということもあって、広場では

様々な催し物がありました。

私が目を奪われたのは、おじさんがオルゴールの盤のような

穴がたくさん空いた厚手の紙を機械にはさみながら

手で回して音楽を奏でる巨大手動演奏オルゴール?の

ようなもの。

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木製のパイプから流れる音楽は柔らかい豊かな響きで

しばし聴き惚れるほど本当に美しいものでした。

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札で隠れてよく見えないのですが、生ハム屋さんの

前を通りかかったら友人にカメラを奪われ

何故かイノシシと一緒に写真を撮られた

この日唯一の私の写真です・・・。

当初イースターから天候が崩れると予報されて

いたのに見事な天候に恵まれ、トスカーナ地方らしい

本当に素晴らしい郊外での休日を過ごす事が

できました。

この日夕方に先生宅にヘトヘトになって戻ってからも、

しっかり深夜まで練習しました!

こんなに勤勉になったのも久しぶりかもしれません。。。

 

 

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2009年4月27日 (月)

フィレンツェ便り2

前回の便り以後、すぐに更新する予定でしたが、

その後フィレンツェでは練習にのめり込み、

限られた時間の中、気がつくと帰国日になっていました。

日本に帰国してからは、頭が音楽に没頭し続けている

かたわら、次のチリ公演や年内公演の打ち合わせなど

何かと慌しい日々が続き、とうとう2週間も更新を

滞らせてしまいました。。。

読者の皆様、本当に申し訳ありません。。。

 

懐かしのフィレンツェでは、毎日が本当に凝縮された

時の連続でした。

前半は練習の合間に音楽仲間との再会や

久々の街中散策を楽しみましたが、

後半は外出する時間も惜しんで音楽と向き合う

時間となりました。

なので、前半の外出時に撮りためた写真と

一緒にご報告して参りたいと思います。

Img_16581
日中のシニョリーア広場 

恐らくフィレンツェでもっとも美しいとされる

シニョリーア広場。練習後、夜にはよく先生たちと

カフェに行った場所でもあります。

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夜のシニョーリア広場

美しいヴェッキオ宮殿が聳え、写真正面から

右にドゥオーモ、左にウフィッツィ美術館に

通じるこの広場は、昼と夜で全く違う顔を見せます。

 

前半、滞在先ベルマン先生のお宅には、ご子息で

バイオリニストのパベル・ベルマンが仕事で

帰ってきて数日滞在、その他にベルギーから

きている25歳の女の子が滞在していて、世界の至る所から

弟子が集まる先生宅はいつにも増して賑やかでした。

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上の写真は各々仕事と練習を終えたパベルと

バレンティナ先生と門下生仲間とシニョリーア広場の

カフェにて。

Img_16871

 

次回はイースター(キリスト復活祭)に訪れたサン・ジミニャーノを

ご紹介します!

 

 

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2009年4月12日 (日)

フィレンツェ便り1

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今回のフィレンツェまでの道のりは大変でした。

まず成田にたどり着くまでの電車がすべて遅れ、

飛行機も出発が遅れ、ようやく乗ったと思ったら

離陸から3時後、機内で急病人が出たために

日本へ引き返しとなったのです。。。

  

約6時間のフライトの末、成田空港に戻り

3時間後に再出発、約12時間の飛行時間を経て

ローマに到着したのは午前3時。

それからフィレンツェ行きの飛行機まで6時間、

ローマ空港近くのホテルに待機してフィレンツェに

到着したのは本来の到着予定日の翌日のお昼でした・・・。

 

一時はどうなるかと思いましたが、なんとか無事

到着したフィレンツェは、それまでのことを

全部忘れさせてくれるかのような素晴らしい天候が

続き、気分は一気に晴れやかになりました。

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旅程が全てずれたために、到着後は即刻練習開始。

かなりハードな初日を迎えました。。。

Image266

素晴らしい季節を迎えているフィレンツェは

実にたくさんの観光客であふれていましたが、

今日からはイースター(復活祭)休暇に入り、

多くのお店も来週の火曜日までお休みとなります。

私は相変わらず練習漬けの毎日ですが、

久々に家事や日常の雑事から離れ、

音楽に没頭する充実した日々を過ごしています。

次回はフィレンツェ仲間たちとの再会の模様を

お伝えしたいと思います!

 

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2009年4月10日 (金)

フィレンツェ

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大変長いことご無沙汰してしまいました。。。

今、フィレンツェに来ています。

約一年半ぶりのイタリアは、相変わらず通信環境が悪く、

メールすらもなかなか開けない状態ですが、

落ち着いたら、撮りためている写真を含めて、

滞在記を掲載して参りたいと思います。

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久々のフィレンツェ、朝から晩まで音楽三昧の

充実した日々を過ごしています。

最も美しい季節を迎えているフィレンツェ、

皆さんにご報告できることを楽しみに

励んで参ります!

 

 

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2007年5月25日 (金)

ローマ空港にて

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今回のフィレンツェ約12日間の滞在、
あっという間に帰国日を迎えてしまいました。
今慌てて空港から記事を作成しています。

フィレンツェ便り最後のご案内は、
先生宅からほど近い、Via dei Neri。

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この通りは、フィレンツェ中心街の中でも
希少な、生活用品が揃う通りのひとつです。
場所柄、エレガントなフィレンツェマダムの
生活用品ご用達のお店が並びます。

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食料品以外なんでも揃ってる生活雑貨屋さん。
私も度々ここでお買いもの。

03

コーヒーメーカなども、ここにくると様々な
種類があり、お値段も観光客用と違って手ごろです。

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ここのジェラートは甘さ控えめ、上品な味で
とってもお勧めです!

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まだまだこの通りには、切手やお菓子などが売っている
Tabacchiやケーキやパンが美味しいPasticceria、
それにお惣菜屋さん、電気屋さんなどなど、
たくさんのお店が並んでいます。

フィレンツェにいらしたら、是非訪れてみてくださいね!

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最後に先生宅のキッチンのバルコニーから眺める
下の階のお宅の裏テラス。

それでは皆さん、次回は日本でお会いしましょう!

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2007年5月21日 (月)

フィレンツェの休日

フィレンツェは気温30℃の晴天続き。

でも、乾燥しているので、家の中や日陰の多い街中では

暑さを感じることなく、気持ちの良い本当に過ごしやすい

季節を迎えています。


こちらでは、相変わらず朝から夜中まで練習三昧の日々なので、

今回は本当に写真の収穫がありません。。。

でも!昨日バールでPCを開いていたら、

賑やかなクラクションと共に何やら仰々しいバイクのオンパレード!

すかさずシャッターをきり、すっかり野次馬モード。

今回の収穫↓

Img_051_1

でも、出来はいまいち・・・。

100台くらいあるのではないかと思うほどのすごい数でしたが、

そんな風に写っていないところが残念です。。。

ところがまだ続きがありました!

今朝練習をしていたら、またもや騒々しいクラクション!

急いで窓を開けてみると、今度はクラシックカー(?)の

オンパレードでした!色とりどりの可愛い車がいっぱい!

10分ほど絶え間なく連なって楽しませてくれました。

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土日のフィレンツェ、一体何が起こっているのでしょう???


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↑おまけの写真。

私の滞在中のお部屋です。


バルコニーのお花がとっても綺麗。

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2007年5月17日 (木)

5月のフィレンツェ

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五月晴れのフィレンツェは、陽にあたると暑いほどの気候。

乾いた柔らかい空気が本当に心地よい、

最高のシーズンを迎えています。

今回はベルマン先生宅での滞在。

朝から晩までの練習に加え、夜はバレンティナ先生との

談話のひと時が楽しい、充実した日々を過ごしています。

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写真はいづれもベルマン先生宅の裏手、フィレンツェ

唯一の水面が美しい、アルノ川です。

一枚目の奥に見えるのはヴェッキオ橋、右側に見えるのは

ウフィッツィ美術館。

そして2枚目はグラツィエ橋です。フィレンツェ留学一年目は

この橋の先の坂の上に住んでいました。

毎日石畳の上を歩くのが楽しくて、このグラツィエ橋を

一人笑みを浮かべながら歩いていた思い入れの深い橋です。

今回は短期集中修行のため、あまり更新が

できないかもしれませんが、少しずつでも、

様子をお伝えしていけたら、と思います。

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2007年3月 9日 (金)

帰国

またまた遅くなってしまいましたが・・・、
無事イタリアから戻って参りました。

フィレンツェ便り、今回はなかなか思うように記事に
できず苦戦しておりましたが、皆さんから寄せられた
コメントを毎回嬉しく拝読、大いに励まされました。
コメント、メッセージをお寄せくださった皆さま、
ありがとうございました。
(今回も滞在中返信ができず、ごめんなさい!)

日本に戻ってからは、来週長岡でのピアノレクチャーに向けて、
別プログラムに奮闘の日々です。

今回はめずらしく時差ボケに悩まされ、そのうえ
花粉症と疲れ、飛行機での気圧の変化のせいか、
いつもより更に音が違って聴こえ、それに伴って身体、指の
反応が鈍り、通常の状態に戻るまでかなり苦戦していました。。。
音が思うように響いてくれないと、精神的にも不安定になり、
なかなかつらい時期を過ごす破目になります。。

でも、今日あたりからようやく調子を取り戻しつつあり、
心も平常に戻って参りました。

先ほどまでの練習では、しばらく弾いていなかったとはいえ、
今までかなり弾きこんでいた曲たちと久々にじっくり向き合い、
長年のテーマであり現在の自分の切実な問題を、
音楽と響きの中に模索し、答え見出せずとも、更に一歩深く
音と音の狭間の世界に踏み入れ、偉大な人生の先輩である
作曲家たちの心の神秘に触れる、しばし貴重な経験をした気がします。

自然の法則・秩序美の中で生きる、人の微妙で複雑な
心の襞の揺れ、それは音楽そのものであるのかもしれません。

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2007年2月28日 (水)

フィレンツェ便り最終回

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ミケランジェロ広場から眺めるフィレンツェ

今回のフィレンツェ滞在もいよいよ最終日を迎えました。

長いようで、あっという間だった約3週間は、

自分と向き合い、音楽と向き合う時間を

じっくり持てた凝縮された大切な時となりました。

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ベルマン先生の眠るサン・ミニアート教会

昨日26日は亡きベルマン先生のお誕生日でした。

ロシアでは、お誕生日にごく身近な人々と故人を

偲ぶ集いを行います。

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サン・ミニアート教会から望む夕暮れ時のフィレンツェ

私たちも先生の眠るサン・ミニアート教会でミサを行い、

その後先生宅で、今年も各地から集まった門下生と

先生ご一家と共に、ベルマン先生の思い出に

浸りながら、感慨深いひと時を過ごしました。

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Maestro Lazar Berman

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ヴァレンティーナ先生と共に

この度このブログに写真掲載のお許しを頂きました。

ヴァレンティーナ先生に心から敬意と感謝の

気持ちを込めて。

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